Message from CEO

PayPay金融の塔を築く― 金融を再定義する挑戦

谷田 智昭(たにだ ともあき)

PayPay銀行株式会社 代表取締役社長

2003年、ヤフー株式会社へ入社。Yahoo! BB事業、Yahoo! JAPAN IDなどユーザープラットフォーム事業をリード。2012年より執行役員R&D統括本部長、金融統括本部長を歴任し、金融領域の事業成長を推進。その後、2019年よりZフィナンシャル株式会社代表取締役社長としてグループの金融事業を統括。PayPayカード株式会社代表取締役社長としてブランド統合と事業成長を推進。2026年4月よりPayPay銀行株式会社代表取締役社長に就任。決済・カード・銀行を横断した金融体験の進化に取り組んでいる。

金融をもっとシンプルに。もっとシームレスに。

PayPay銀行は、2000年に日本初のインターネット専業銀行として誕生しました。以来、「スマホで最も使われる銀行」を目指し、金融サービスの利便性を追求してきました。そして今、私たちは次のステージに進もうとしています。これから目指すのは、銀行を単独のサービスとして進化させることではありません。PayPayという巨大なプラットフォームの上で、金融体験そのものを再定義していくことです。

私たちが構想しているのが、「PayPay金融の塔」です。決済を基盤に、その上に銀行、カード、証券、保険といったサービスが自然につながっていく。初めてキャッシュレス決済を使った日。初めて銀行口座を持った日。初めて給与を受け取った日。人生の節目ごとに、その人に必要なサービスがシームレスにつながる世界をつくりたいと考えています。

PayPayは7,400万人(2026年5月時点)が利用する国内最大級の金融プラットフォームへと成長しました。4,000万人以上がeKYCを完了し、PayPay銀行も2026年4月に1,000万口座を突破しています。私たちが目指しているのは、PayPayを使う人にとって、PayPay銀行が「自然に選ばれる存在」になることです。もっとシンプルに。もっとシームレスに。金融を、日常の中で意識せず使えるインフラへ進化させていきます。

テクノロジーで金融を進化させる

PayPay銀行は、金融機関であると同時に、テクノロジーカンパニーでもありたいと考えています。現在は、AIを活用した開発環境の強化、基幹システムのリプレイス、プロダクトの内製化を推進しています。生成AIの進化によって、開発のあり方そのものが大きく変わろうとしています。

また、PayPayとPayPay銀行の「残高体験」の統一にも取り組んでいます。たとえば、PayPay残高と銀行預金残高を、ユーザーが迷わず1つの残高として扱える世界です。チャージやスイープを意識することなく、決済、送金、資産管理が自然につながっていく。そんな体験を実現しようとしています。さらに、PayPayが持つ膨大なデータを活用し、「PayPay店舗専用ローン」をはじめとした新しいサービスも生まれ始めています。

テクノロジーの力で、これまで当たり前だった金融の仕組みそのものを変えていく。今は、その大きな転換点にあると感じています。

仲間とともに、未来をつくる

私が最も大切にしているのは、「仲間」の存在です。自分たちでつくったサービスだからこそ、絶対の自信を持って世の中に届けられる。私たちが「自分たちの手でつくる」ことにこだわり続ける理由は、そこにあります。

エンジニア、デザイナー、ビジネス、コーポレート。それぞれの領域で挑戦を重ね、一人ひとりが成長していく。その積み重ねが、唯一無二のプロダクトや組織につながっていくと信じています。そのために、モダンな開発環境や柔軟な働き方など、従来の銀行では難しかった環境づくりにも挑戦しています。

この挑戦を、ともに

金融は、まだ大きく進化できる領域です。これほど大規模なユーザー基盤とデータを持ち、テクノロジーによって金融体験を変えられる環境は、世界的に見ても決して多くありません。まさに今、PayPayとPayPay銀行の融合が本格的に進み始めたタイミングです。サービスも、組織も、開発のあり方も、これから大きく変わっていきます。自分たちの手で、新しい金融体験をつくり、世の中に届けていく。その挑戦を、日々リアルに感じられる仕事です。

「PayPay金融の塔」をともにつくり、金融の未来を変えていく。 そんな挑戦に情熱を持つ仲間と、一緒に働けることを楽しみにしています。

PayPay銀行株式会社
代表取締役社長 谷田 智昭