円定期預金
円定期預金の基礎知識
円定期預金とは
決められた期日(満期)まで預けたお金を引き出せない預金です。
一般的に、普通預金よりも金利が高く設定されており、満期を迎えると利息を受け取れます。
金利が低いと大きなリターンはありませんが、元本割れ(預けたお金が減ってしまうこと)のリスクがありません。
すぐに使う予定はないけれど、将来必要になるお金を預けておくのに向いています。
ポイントはここ! 円定期預預金のメリットとデメリット
- メリット
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- 普通預金のままにしておくよりも金利が高い
- 元本割れの心配がない(預けた金額が必ず返ってくる)
- 預金保険制度の対象になる
- 預入や解約に手数料がかからない
- デメリット
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- 満期前に解約すると、利息がつかない
- 外貨預金など投資商品と比較すると、大きな収益は期待できない場合が多い
おさえておきたい円定期預金Q&A
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定期預金の金利は同じ条件で比較できるよう、「年利=1年間預けた場合の利率」で表示されるのが一般的です。
例えば「預入期間1年、100万円以上金利0.05%」とある場合、100万円を預けて満期(1年後)にもらえる利息は、1,000,000円×金利0.05%=500円という計算式で算出されます。
利息は預入期間に応じて支払われるため、預入期間が2年であれば500円×2=1,000円と2倍に、
逆に6ヶ月とした場合は500円÷12ヶ月×6ヶ月=250円となります(概算)。※※実際には、預入日から満期日前日までの日数について、1年を365日とする日割計算で算出されます。
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銀行に預金をしてもらえる利息は「利子所得」となり、所得税の課税対象となります。
個人のお客さまの場合、銀行が支払う利息から20.315%(国税15.315%、地方税5%)が源泉徴収され、これを差し引いた額が、お客さまが実際に受け取る利息となります。例)年利0.05%の1年定期に100万円を預け、500円(課税前)の利息がつく場合
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PayPay銀行の円定期預金の満期時のお取り扱いは、大きく分けて2つ。
定期預金のまま預け続ける「自動継続」と、普通預金口座にお金を戻す「自動解約」があります。
さらに「自動継続」には、「元利自動継続」と「元金自動継続」があり、以下でこれらについてご説明します。例)年利0.05%の時に100万円を1年預け入れた場合の、満期時お取り扱いのイメージ
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金利は常に変動するので、一概にどちらが得とは言えません。
たとえば、「預入期間1年」と「預入期間6ヶ月」の金利が、どちらも0.05%だった場合で考えてみましょう。「預入期間1年」を選んだ場合、満期までの1年間を通じて0.05%の金利が適用されます。
「預入期間6ヶ月」を選ぶと、最初の6ヶ月は同じ金利が適用されますが、6ヶ月後に自動継続する際に適用されるのはそのときの金利となります。
したがって、金利が現在よりも上昇していた場合、同じ金利で1年間預け入れるのよりもトータルで多くの利息を受け取ることができます。
逆に、半年後に金利が下がってしまった場合にはもらえる利息が減ってしまいます。例)現在の金利が0.05%、半年後に0.06%になった場合、100万円を1年間預ける際の利息の考え方
キャンペーンなどで特別金利が適用されている場合には、満期後の金利にも注意しながら預入期間を決めたいですね。
とはいえ、円定期預金は大きな利息収入を得ることよりも、元本が必ず返ってくる「安心」が魅力の商品です。
金利がどうなるかよくわからないという場合は、「このお金は将来、いつ・なんのために必要」というライフプランをもとに、預入期間を決めてはいかがでしょうか。 -
定期預金は元本保証の商品ですので、預けた分のお金は必ず受け取ることができます。
お客さまの都合で満期前に解約する場合も、申込み時の金利で利息が受け取れないこと以外、特にペナルティはありません。
PayPay銀行のネット定期なら、解約手続もオンラインで完了。その場で普通預金口座にお金が振り込まれるので、急にお金が必要になった場合も安心です。