ショッピングでの支払いに関する意識調査を実施

2014年3月20日
株式会社ジャパンネット銀行

デビットカードの認知度は1割、利便性への評価は7割 クレジットカード保有者でも、5,000円までは半数以上がカード使用せず

株式会社ジャパンネット銀行(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小村充広、以下ジャパンネット銀行)は、2014年2月28日(金曜日)〜2014年3月3日(月曜日)、ショッピングの支払いに関するアンケート調査を実施しました。本アンケートでは、ネットショッピング利用経験のある全国の18歳から69歳の男女600名にご協力いただきました。

調査結果トピックス

店頭での支払い、クレジットカード保有者でも5,000円までは半数以上がクレジットカードを使用せず。

クレジットカードの利点、1位「ポイントがたまる」、2位「公共料金の支払いができる」、3位「現金の持ち歩きが不要」。一方、不満点・不安点は1位「年会費」次いで「セキュリティ」。

デビットカードの認知度、「サービス内容を理解している」のは約1割。利便性については7割近くが評価。

ショッピングにおける決済手段は、現金、クレジットカードに加えて、電子マネーやデビットカードなど多様化しています。その中のひとつデビットカードは、申込時の審査がなく、利用代金が銀行口座から即時引き落としになるサービスです。取扱銀行の増加や新ブランドの参入が決定するなど、いまデビットカードへの関心が高まっています。
また、インターネットショッピングも私たちの生活に定着し、総務省の発表した情報通信白書によると、利用者は2002年で33.2%、2010年では46.1%と8年間で12.9ポイント増加しています。
これらの背景を元に、今回はショッピングにおける支払いの実態と意識について調査を行いました。

主な調査結果をご紹介いたします。

クレジットカード保有者の半数以上が、店頭での支払いには5,000円まではクレジットカード以外を選択。

クレジットカード保有者に店頭での支払方法について聞いてみると、購入金額が5,000円を超える場合にクレジットカードを利用する傾向が強く、5,000円未満では他の支払方法を選択していることがわかりました。

クレジットカード保有者の店頭での支払方法 調査結果 1円〜1,000円未満 現金56.3% クレジットカード14.3% デビットカード6.7% 電子マネー12.3% その他10.3%、1,000円〜5,000円未満 現金40.7% クレジットカード38.0% デビットカード3.7% 電子マネー13.3% その他4.3%、5,000円〜10,000円未満 現金29.3% クレジットカード57.0% デビットカード6.3% 電子マネー5.3% その他2.0%、10,000円〜30,000円未満 現金14.0% クレジットカード77.0% デビットカード5.7% 電子マネー1.3% その他2.0%、30,000円〜50,000円未満 現金9.3% クレジットカード79.3% デビットカード4.7% 電子マネー1.3% その他5.3%、50,000円以上 現金8.7% クレジットカード82.0% デビットカード1.3% 電子マネー1.0% その他7.0%

支払方法、ネットショップでは「クレジットカード」使用が最多。金額による変化はほぼ見られず。

クレジットカード保有者にネットショップでの支払方法を質問すると、購入金額によらず「クレジットカード」で支払うと回答した方が最も多い結果となりました。すべての金額で60%以上の方がクレジットカードで支払いをしていることがわかります。

クレジットカード保有者のネットショップでの支払方法 調査結果 1円〜1,000円未満 クレジットカード67.3% コンビニ店頭支払い7.0% 代引き5.0% ATM振り込み4.3% ネットキャッシング支払い4.0% デビットカード3.0% その他9.3%、1,000円〜5,000円未満 クレジットカード71.3% コンビニ店頭支払い6.0% 代引き1.7% ATM振り込み3.0% ネットキャッシング支払い4.0% デビットカード3.3% その他10.6%、5,000円〜10,000円未満 クレジットカード77.0% コンビニ店頭支払い3.3% 代引き2.7% ATM振り込み2.3% ネットキャッシング支払い4.3% デビットカード2.3% その他8.0%、10,000円〜30,000円未満 クレジットカード79.0% コンビニ店頭支払い2.3% 代引き0.7% ATM振り込み4.7% ネットキャッシング支払い5.0% デビットカード3.3% その他5.0%、30,000円〜50,000円未満 クレジットカード81.0% コンビニ店頭支払い2.3% 代引き1.0% ATM振り込み3.3% ネットキャッシング支払い4.3% デビットカード2.3% その他5.7%、50,000円以上 クレジットカード82.7% コンビニ店頭支払い3.7% 代引き1.7% ATM振り込み1.0% ネットキャッシング支払い2.7% デビットカード1.0% その他7.3%

また、クレジットカード未保有者でみると、「コンビニ店頭支払い」「代引き」「ネットバンキング支払い」が、ほぼ同じ割合で利用されています。

クレジットカード未保有者のネットショップでの支払方法 調査結果 1円〜1,000円未満 コンビニ店頭支払い20.0% 代引き19.7% ネットバンキング支払い17.3% デビットカード10.0% ATM振り込み8.7% その他24.3%、1,000円〜5,000円未満 コンビニ店頭支払い22.7% 代引き22.3% ネットバンキング支払い19.3% デビットカード9.3% ATM振り込み10.3% その他16.0%、5,000円〜10,000円未満 コンビニ店頭支払い22.3% 代引き22.0% ネットバンキング支払い19.3% デビットカード9.0% ATM振り込み16.3% その他11.0%、10,000円〜30,000円未満 コンビニ店頭支払い20.3% 代引き18.7% ネットバンキング支払い21.0% デビットカード10.3% ATM振り込み17.7% その他12.3%、30,000円〜50,000円未満 コンビニ店頭支払い19.0% 代引き20.3% ネットバンキング支払い18.0% デビットカード11.3% ATM振り込み16.0% その他15.3%、50,000円以上 コンビニ店頭支払い18.0% 代引き18.7% ネットバンキング支払い17.0% デビットカード12.7% ATM振り込み14.3% その他19.3%

ネットでの購入商品、クレジットカード保有者と未保有者で差。「旅行予約」「チケット」で顕著に。

ネットでどんな商品を購入するか尋ねると、クレジットカード保有者と未保有者では特に「旅行予約」と「チケット」で大きな差がありました。旅行予約や興行チケットは、支払方法をクレジット払いのみに限定しているところが多いことも、結果に影響しているようです。

ネットでよく購入するもの 調査結果 本・CD・DVD クレジットカード保有者54.0% クレジットカード未保有者47.7% 全体50.8%、食品 クレジットカード保有者41.7% クレジットカード未保有者25.7% 全体33.7%、洋服 クレジットカード保有者33.7% クレジットカード未保有者23.3% 全体28.5%、パソコン・周辺機器 クレジットカード保有者28.0% クレジットカード未保有者28.7% 全体28.3%、家電 クレジットカード保有者33.7% クレジットカード未保有者22.0% 全体27.8%、日用品・雑貨 クレジットカード保有者29.0% クレジットカード未保有者24.3% 全体26.7%、旅行予約 クレジットカード保有者34.3% クレジットカード未保有者8.0% 全体21.2%、化粧品 クレジットカード保有者23.3% クレジットカード未保有者18.0% 全体20.7%、チケット クレジットカード保有者25.7% クレジットカード未保有者8.7% 全体17.2%、飲料 クレジットカード保有者16.7% クレジットカード未保有者12.0% 全体14.3%、ダイエット・健康食品 クレジットカード保有者16.7% クレジットカード未保有者11.7% 全体14.2%、スイーツ クレジットカード保有者12.7% クレジットカード未保有者7.7% 全体10.2%、家具 クレジットカード保有者7.3% クレジットカード未保有者9.3% 全体8.3%、その他 クレジットカード保有者4.0% クレジットカード未保有者5.0% 全体4.5%、実際の店舗と比較することはない クレジットカード保有者3.3% クレジットカード未保有者14.0% 全体8.7%

クレジットカードの利点、1位「ポイントがたまる」、2位「公共料金の支払いができる」、3位「現金の持ち歩きが不要」。

クレジットカード保有者に、クレジットカードの利点について尋ねたところ、「とても便利だと感じる」との回答が最も多かったのは、「ポイント・マイレージがたまる」52.3%でした。次いで「公共料金の支払いができる」42.7%、「現金の持ち歩きが不要」40.3%という結果でした。

クレジットカードの利点 調査結果 ポイント・マイレージがたまる とても便利だと感じる52.3% 少し便利だと感じる36.0% ほとんど便利だと感じない7.7% 全く便利だと感じない4.0%、公共料金の支払いができる とても便利だと感じる42.7% 少し便利だと感じる42.7% ほとんど便利だと感じない11.0% 全く便利だと感じない3.7%、現金の持ち歩きが不要 とても便利だと感じる40.3% 少し便利だと感じる48.3% ほとんど便利だと感じない7.0% 全く便利だと感じない4.3%、会員特典がある とても便利だと感じる36.3% 少し便利だと感じる44.0% ほとんど便利だと感じない14.7% 全く便利だと感じない5.0%、海外で利用できる とても便利だと感じる35.0% 少し便利だと感じる38.3% ほとんど便利だと感じない17.0% 全く便利だと感じない9.7%、後払いである とても便利だと感じる32.3% 少し便利だと感じる46.7% ほとんど便利だと感じない15.3% 全く便利だと感じない5.7%、カードでしか支払いができない とても便利だと感じる25.0% 少し便利だと感じる41.7% ほとんど便利だと感じない23.0% 全く便利だと感じない10.3%

クレジットカードの不満点・不安点は「年会費」、次いで「セキュリティ」。

クレジットカードを利用していての不満点・不安点は、「年会費がかかる」44.0%、「カード情報漏洩などセキュリティの問題」28.7%、「お店によって使えないところがある」20.3%という結果になりました。

クレジットカードの不満点 調査結果 年会費がかかる とても不便または不安を感じる44.0% 少し不便または不安を感じる37.0% ほとんど不便または不安を感じない11.7% 全く不便または不安を感じない7.3%、カード情報漏洩などセキュリティの問題 とても不便または不安を感じる28.7% 少し不便または不安を感じる53.7% ほとんど不便または不安を感じない13.7% 全く不便または不安を感じない4.0%、お店によって使えないところがある とても不便または不安を感じる20.3% 少し不便または不安を感じる46.7% ほとんど不便または不安を感じない27.0% 全く不便または不安を感じない6.0%、サインなど支払い手続きの煩雑さ とても不便または不安を感じる10.7% 少し不便または不安を感じる37.0% ほとんど不便または不安を感じない38.3% 全く不便または不安を感じない14.0%、購買履歴が記録される とても不便または不安を感じる10.7% 少し不便または不安を感じる28.3% ほとんど不便または不安を感じない39.3% 全く不便または不安を感じない21.7%、支払いが後回しになる とても不便または不安を感じる9.7% 少し不便または不安を感じる35.7% ほとんど不便または不安を感じない38.0% 全く不便または不安を感じない16.7%

クレジットカード未保有者、持たない理由の1位は「使いすぎる心配があるから」。

クレジットカード未保有者にクレジットカードを持たない理由を尋ねたところ、最も多い理由は「使いすぎる心配があるから」の42.3%という結果となりました。

クレジットカード未保有理由 調査結果 ※回答から上位5つを抜粋 使いすぎる心配があるから 42.3%、カード情報漏洩などセキュリティの問題が心配だから 29.7%、カードの審査が不安だから 26.3%、支払いが後回しになるから 25.7%、カードを紛失するのが心配だから 24.3%

「Visaデビット」「J-Debit」の認知度、約1割。

クレジットカードに続き、「デビットカード」について尋ねたところ、「サービス内容・利点まで理解している」と回答した方は「Visaデビット」で13.0%、「J-Debit」で8.7%と、いずれも認知度が低いことがわかりました。また、クレジットカード保有・未保有によって大きな差は見られませんでした。

デビットカードの認知度 調査結果 Visaデビット サービス内容・利点まで理解している13.0% 名前は知っている23.5% 見た・聞いたことがある14.8% わからない・覚えていない48.7%、J-Debit サービス内容・利点まで理解している8.7% 名前は知っている19.3% 見た・聞いたことがある14.3% わからない・覚えていない57.7%

Visaデビットのメリット、「ATMで現金を引き出す手間や、ATM手数料がかからない」75.5%が便利だと回答。次いで「審査不要」が68.7%

デビットカードのひとつ、Visaデビットの特徴については、「ATMで現金を引き出す手間や、ATM手数料がかからない」75.5%、「銀行口座があれば審査不要で利用できる」では68.7%の方が便利だと回答しました。認知度は低いものの、サービスの特徴について説明を受けると多くの方が利便性を感じることがわかりました。

Visaデビットの利便度 調査結果 ATMで現金を引き出す手間や、ATM手数料がかからない とても便利だと感じる33.5% 少し便利だと感じる42.0% ほとんど便利だと感じない15.3% 全く便利だと感じない9.2%、銀行口座があれば審査不要で利用できる とても便利だと感じる26.0% 少し便利だと感じる42.7% ほとんど便利だと感じない19.3% 全く便利だと感じない12.0%、預金残高範囲での利用のため、使い過ぎの心配がない とても便利だと感じる23.7% 少し便利だと感じる43.8% ほとんど便利だと感じない20.8% 全く便利だと感じない11.7%、現金を持ち歩かなくて済む とても便利だと感じる22.7% 少し便利だと感じる49.5% ほとんど便利だと感じない19.2% 全く便利だと感じない8.7%、国内外のVisa加盟店で利用できる とても便利だと感じる22.3% 少し便利だと感じる43.0% ほとんど便利だと感じない24.0% 全く便利だと感じない10.7%、海外ATMから、預金を現地通貨で引き出せる とても便利だと感じる20.5% 少し便利だと感じる34.3% ほとんど便利だと感じない30.3% 全く便利だと感じない14.8%、代金が利用と同時に口座から引き落とされるので家計管理しやすい とても便利だと感じる18.3% 少し便利だと感じる44.8% ほとんど便利だと感じない24.0% 全く便利だと感じない12.8%

決済手段の多様化により、ライフスタイルに合った支払方法の選択が可能に。
デビットカードは、認知度向上により利用者の拡大が見込まれる。

今回の調査を通し、金額や利用シーンで支払方法に違いがあることがわかりました。
クレジットカードについては、ポイント付与といった付加価値だけでなく、公共料金の支払いや現金の持ち歩きが不要といったクレジットカード本来の決済での利便性も、高く評価されました。
銀行口座から即時払いができるデビットカードでは、ATMで現金を引き出さずに利用できる点、審査なしで利用できる点などが評価されました。
決済手段が多様化し、利用シーンや収入形態などそれぞれのライフスタイルに合わせた支払方法を選択しやすくなった現在、クレジットカード、現金のよさを兼ね備えるVisaデビットは、今後の認知度の向上により、ますますの利用拡大が見込まれます。

ジャパンネット銀行では、2010年2月より年会費無料のVisaデビットサービスを開始。キャッシュカード一体型のVisaデビットカードのほか、利用ごとにカード番号をお客さま自身で変更できるネット専用の「JNBカードレスVisaデビット」といった、独自サービスを展開しています。また、法人口座でVisaデビットが利用できるのもジャパンネット銀行の特長の1つです。
2014年3月3日からは、公共料金や携帯電話料金などの月額使用料の支払い先を拡大、利便性の向上を図りました。

JNB Visaデビットの主な特徴

年会費無料

ジャパンネット銀行のVisaデビットは、年会費無料で世界中のVisa加盟店でご利用いただけます。

カード番号の使い切りができる「JNBカードレスVisaデビット」

ジャパンネット銀行のVisaデビットサービスのひとつ、ネットショップ専用のカードレスVisaデビットなら、ご利用の都度お客さまご自身でカード番号の変更や停止もできるため、番号流出などによる不正利用を防ぐことができます。なお、Visaデビットでカード番号の使い切りができるのは、ジャパンネット銀行だけのサービスです。
店舗ではキャッシュカード一体型の「JNB Visaデビットカード」、初めて利用するネットショップ等では「JNBカードレスVisaデビット」と、シーンにあわせ使い分けができます。

JNB Visaデビットカード
【JNB Visaデビットカード】

JNBカードレスVisaデビット(画面イメージ)
【JNBカードレスVisaデビット(画面イメージ)】

現金感覚で利用でき、ATMでのお引き出しは不要

Visaデビットの利便性について、75.5%の方がATM利用の手間や手数料が不要な点を評価されました。Visaデビットは、ご利用代金は口座から即時引き落としのため、現金感覚でご利用いただけます。
ATM利用回数を減らせるので、ATMに並ぶ時間や手数料の節約にもなります。

現金の持ち歩きが不要

同様にVisaデビットの利便性について、72.2%の方が、現金の持ち歩きが不要な点を便利だと評価しました。
多くのコンビニエンスストアではサインレスで手間なくご利用いだけます。また小銭でお財布が膨らむこともありません。

法人口座で利用できる

法人や個人事業主(営業性個人)のお客さまも、ジャパンネット銀行に口座があれば、登記簿謄本などの書類提出も不要ですぐにご利用いただけます。法人口座でVisaデビットを利用できるのは、ジャパンネット銀行だけです。

ジャパンネット銀行は、今後も、より多くの方に安心して便利にショッピングをご利用いただけるよう、サービスの向上を目指してまいります。

【調査概要】

文中の表記について:<n>「有効回答数」

出典:「平成23年版情報通信白書」(総務省)