ESG投資の新潮流「インパクト投資」とは

500円からできる 企業、投資家ともに重要性が増すESG ESG投資の新潮流 「世界インパクト投資ファンド」500円からできる 企業、投資家ともに重要性が増すESG ESG投資の新潮流 「世界インパクト投資ファンド」

新型コロナウイルスの感染拡大により、医療の現場では製薬会社によるワクチンの開発はもちろん、電子カルテの音声入力や遠隔医療など、さまざまな企業の製品やサービスが注目されており、新型コロナウイルスという課題解決に向けた企業の取り組みに注目が集まっています。
本日は「社会的課題の解決」と「投資のリターン」の両立を目指す、新たな投資手法「インパクト投資」についてご紹介いたします。

今回ご紹介する内容に関連するファンド

企業が取り組むべき3つの社会的課題「ESG」

ESGとは環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の略で、企業にとっては健全な発展や持続的成長の原動力になるだけでなく、消費者に選ばれるために重要な指標となります。一方、投資家サイドから見ても「ESG」は財務諸表に表れない重要な情報であり、企業の「ESG」課題への取り組みを評価して投資を行うことが世界的にも主流になりつつあります。
企業、投資家ともに、ESGの重要性がますます高まる中、ESG投資の規模も2018年時点で31兆ドルと年々増加傾向にあります。

企業が取り組むべき3つの社会的課題 E 環境(Environment)CO2削減、環境保護など S 社会(Social)働き方改革、多様性重視など G 企業統治(Governance)経営の透明性・健全性、積極的な情報開示など

世界のESG投資の規模 2014年の18兆ドルから2018年は31兆ドルと68%増加した

出所:三井住友DSアセットマネジメント株式会社にて作成

ESG投資の新潮流「インパクト投資」

インパクト投資とは、社会的課題の解決と経済的利益の獲得の両立を目指す、ESG投資の手法の1つです。ESG投資の中でも、社会的課題の解決に直接的につながるビジネスを行う企業に投資をすることで、社会にプラスの影響(インパクト)をもたらす新しい投資の考え方として注目されています。
例えば、新型コロナウイルスのワクチンを例に考えた場合、社会が求める需要水準に対して、現時点では開発が成功しておらず、供給はほぼゼロの状態です。しかし、ワクチンを開発する企業が現れた場合、新型コロナウイルスという社会的課題を解決するとともに、巨大な需要を創出し、経済的なリターンを得ることができます。世界最大の問題は世界最大のビジネス・チャンスでもある、といえます。

社会的課題=社会が求める需要水準と現在の供給水準とのギャップには、巨大な潜在需要が存在します。 革新的な技術やサービスで、巨大な潜在需要を顕在化し、新たな市場で高い成長機会を得る企業に投資します。

社会的課題=社会が求める需要水準と現在の供給水準とのギャップには、巨大な潜在需要が存在します。 革新的な技術やサービスで、巨大な潜在需要を顕在化し、新たな市場で高い成長機会を得る企業に投資します。

「世界インパクト投資ファンド」組入銘柄のご紹介

ニュアンス・コミュニケーションズ(米)
  • 音声認識システム(AI)のパイオニアとして、新型コロナウイルスの感染拡大により米国でオンライン診療が急増する中、音声認識AIが診察中の医師と患者の会話を「聞く」ことで、電子カルテが自動更新されるサービスを提供。
  • 米国では医療崩壊の危機が迫る中、医療従事者を膨大な電子カルテ作成作業から解放し、より多くの患者が医療サービスを受けることを可能に。

スクエア(米)
  • クレジットカード決済に革新をもたらしたフィンテックを代表する企業。
  • スマートフォンやタブレットに小型のクレジットカードリーダーを取り付けて安全かつ安価に決済できる同社のサービスは、日本の飲食店や小売店でも一般的に。
  • コロナ禍で需要が増す非接触型の決済以外にも、店舗の管理や小口の融資までビジネスの幅を広げつつあり、さらなる成長に期待。

サファリコム(ケニア)
  • 携帯電話のショートメールを使ったモバイル送金サービスを提供することで、銀行口座を持てない貧困層に金融サービスを提供。
  • ケニアでは同社のモバイル送金サービスを成人の75%が利用しており、ケニア以外にもタンザニア、モザンビークといった周辺国に拡大、新たな金融インフラとして高い成長が期待される企業。

写真はイメージです。

上記は2020年7月末時点の組入銘柄の例であり、当ファンドにおいて今後も当該銘柄の保有を継続するとは限りません。また、当該銘柄を推奨するものではありません。

これまで社会的課題の解決というと、国や国際機関による援助が一般的でしたが、そうした手法では資金的な限界もあり、根本的な解決に至らないケースが多くあります。
一方で、社会的な課題をビジネスチャンスと捉えた企業が参入することで、経済が循環し課題の解決に至る可能性があり、今後ますます注目が高まりそうです。この機会に、ESG投資の一環として、社会的課題の解決と投資のリターンの両立を目指す「インパクト投資」を検討してみてはいかがでしょうか。

運用会社からのメッセージ

最近、さまざまなシーンでSDGsという単語を目にする機会が増えました。
SDGsとは「持続可能な開発目標」の略称です。2015年に国連サミットで採択された、2030年までに世界が取り組む17の目標を示しており、貧困の撲滅や気候変動への対策といった具体的な指針が定められています。
そして今では、SDGsへの取り組みは世界的なメガトレンドとなっています。当社も運用会社の立場から、当ファンドを通じたインパクト企業への株式投資によるSDGsの達成を目指しています。
これまで社会的な課題解決の手段として、私たちがイメージする代表的なものは「寄付」や「ボランティア」でしたが、投資のリターンも両立できる新たな手段「インパクト投資」を資産形成の意義ある選択肢としてご検討いただけましたら幸いです。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
オンラインマーケティング部長
宗正 彰(むねまさ あきら)

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