FXってなに?

FXとは

日本語で「外国為替証拠金取引」とも呼ばれるもので、一定の証拠金を入金することで証拠金以上の金額の外国為替取引(米ドルと日本円など、通貨同士の交換)ができる金融商品のことをいいます。

FX取引の仕組み

FX取引では、異なる2つの通貨同士の交換比率(為替レート)の動きを予想して、通貨を売買します。為替レートは常に変動しているため、通貨を売買するタイミングで差額が生じます。この差額によって利益を得ることを目的として取引するのが、FXです。

例えば、1米ドル=100円の為替レートで、10万円を1,000米ドル(10万円÷100円)に交換したとしましょう。
円安に進み1米ドル=105円となった状態で、保有している1,000米ドルを日本円に交換した場合、10万5,000円(105円×1,000米ドル)を受け取ることができます。
つまり、為替レートの変動により、5,000円の利益が発生したということになります。

1米ドル=100円の時に、米ドルに交換 1米ドル=105円の時に、日本円に交換 5円の利益が発生

1,000米ドルを日本円に交換した場合、
5,000円の利益に!

FXってどうやって取引するの?

為替レートの見方

為替レートには、買う時のレート(Ask)と売る時のレート(Bid)があります。
この売値と買値の差を「スプレッド」といい、これが実質的な取引手数料に相当します。

売るときのレート 売(Bid)100.948 買うときのレート 買(Ask)100.998 5銭※ この差をスプレッドといいます ※実際のスプレッドとは異なります

円高・円安とは

円の価値が外貨に対して相対的に高い時を円高、円の価値が外貨に対して相対的に低い時を円安といいます。

Qでは「1米ドル=100円」と「1米ドル=200円」では、どちらが「円高」でしょうか?

A「1米ドル=100円」のときです。

1米ドル=200円の時は1,000円を5米ドルに交換できる 1米ドル=100円の時は1,000円を10米ドルに交換できる こちらが円高

手元に1,000円あったとします。「1米ドル=100円」のときは、1,000円を「10米ドル」に交換するとことができます。一方、「1米ドル=200円」のときは、1,000円を「5米ドル」しか交換するとことができません。
「より多くの外貨に交換できた=通貨の価値が高い」となるため、「1米ドル=100円」のほうが円高、となります。

FXで利益を得るには

FXで利益を得るには2つの方法があります。

為替差益(キャピタルゲイン)

「FX取引の仕組み」で説明したように「米ドルが安い時に買い、高くなったタイミングで売る」ことで得た利益を「為替差益」といいます。逆に「米ドルが高い時に買い、安くなったタイミングで売る」ことで被った損失は「為替差損」といいます。
為替差益と為替差損は、為替レートの変動と売買のタイミングによって生じます。

1米ドルを150円で買って151円で売れば…1円の利益 1米ドルを150円で買って149円で売れば…1円の損失

スワップ収益(インカムゲイン)

それぞれの通貨には、預け入れるだけで生み出す利益(=金利)があります。FXでは金利の異なる2つの通貨を売買するため、その金利差によって利益が生じます。その利益を「スワップ収益」といいます。
金利の高い通貨を買って金利の低い通貨を売ると、その差額をスワップポイントとして受け取ることができます。逆に金利の低い通貨を買って金利の高い通貨を売ると、スワップポイントの支払いが発生します。
また、金利の高い通貨を買ってその通貨を保有している間は、原則、毎日スワップポイントが貯まっていくため、毎日スワップ収益を得ることができます。

例 米ドル金利:5%、日本円金利:0%の場合金利5%−0%=金利差+5% スワップポイント

FXの魅力

FXには2つの大きな魅力があります。

円高でも円安でも利益を出すチャンスがある!

外貨預金の場合、最初に「外貨を買う」ところから取引がはじまります。つまり「円高のときに外貨を買い、円安のときに外貨を売る」が利益を出す基本の流れとなります。
FXの場合、この逆の流れ「外貨を売る」ところから取引をはじめることも可能です。つまり「円安のときに外貨を売り、円高のときに外貨を買う」ことで、利益を生むこともできるのです。
円高、円安どちらに動いても利益を出すチャンスがあり、上昇・下落の予想に基づいた取引がいつでもできるのが、FXの大きな魅力のひとつといえます。

買いからはじめる場合(円安を予想)

1米ドル=100円で米ドルを買う 利益 1米ドル=110円で米ドルを売る 損失 1米ドル=90円で米ドルを売る

売りからはじめる場合(円高を予想)

1米ドル=100円で米ドルを売る 損失 1米ドル=110円で米ドルを買う 利益 1米ドル=90円で米ドルを買う

Pointどうして「持っていない外貨を売る」ことができるの?

FX取引は、通貨そのものを受け渡しするのではなく、反対売買によって生じた、差額の利益を受け渡す仕組み(差金決済)のため、あらかじめ通貨を保有していなくても、「売る」ことが可能なのです。

少額の元手で大きな金額の取引ができる!

FXのもうひとつの大きな魅力が「レバレッジ」です。レバレッジとは「てこの原理」という意味で、口座に証拠金(取引を行うために担保のお金)を預けることで、少額の元手で大きな金額の取引が可能になります。
証拠金と取引量の増減でレバレッジは調整できるため、必要に応じてレバレッジを調整して、自身にあったリスクコントロールを心がけましょう。

レバレッジ1倍の場合

1ドル100円で10万円分買い
1ドル110円で決済すると
1万円の利益

レバレッジ20倍の場合

1ドル100円で200万円分買い
1ドル110円で決済すると
20万円の利益

当社のFXでレバレッジ取引を行う場合は、一般タイプをご利用ください。新規注文時に自動的にレバレッジをかけた取引ができます。

任意の倍率に設定する機能はありません。

FXのリスク

FXは元本保証されたものではなく、損失が出る場合もあるので、取引前に十分にリスクを確認する必要があります。

損失が大きくなるとロスカット(強制決済)される

お客さまの損失拡大を防ぐため、一定範囲以上の損失が発生した時に強制的に決済する仕組みをロスカットといいます。
相場状況によっては、ロスカット時に証拠金以上の損失が発生することがあります。

FX取引におけるロスカットルールは法令により義務付けられたものになります。

ロスカット

相場変動等に関するリスク

当社やカバー先等の業務や財務状況に関するリスク

その他のリスク